「スタディングとクレアールの簿記講座、どちらを受講するか迷っている。」
「価格ならスタディングだけど、クレアールのほうが実績があり信用できるかも。」
「スタディングは紙のテキストが配布されないようだけど本当に大丈夫?」
簿記の通信講座を探す際にスタディングとクレアールの講座で迷っていませんか。
スタディングとクレアールの簿記講座について7つの視点、
- 費用
- 講義の視聴しやすさ
- 講座のラインナップ
- テキスト、問題集
- 質問への対応
- 不合格時の救済措置
- 講師
について比較しました。
どちらの簿記講座を受講するか迷っている方はぜひ参考にしてください。
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Contents
スタディング、クレアール簿記講座比較1 費用
講座を選択する際に1番気になる点は、いくらかかるのか、受講料ではないでしょうか。
スタディングとクレアール簿記講座で開講されている講座の価格比較です。
対応級 | スタディング | クレアール |
3級 | 簿記3級合格コース 3,850円 |
3級パックWeb通信 16,000円(9,920円) |
2級 | 簿記2級合格コース 19,800円 |
2級パックWeb通信 53,000円(35,510円) |
3・2級セット | 簿記3級・2級セットコース 22,000円 |
3・2級マスターWeb通信 58,000円(38,860円) |
1級 | 簿記1級合格コース 66,600円 |
1級ストレートフルパックWeb通信 145,000円(92,800円) |
2・1級セット | セットなし 【単科合計 86,400円】 |
1・2級マスターWeb通信 168,000円(114,240円) |
3・2・1級セット | セットなし 【3・2級セット+単科合計 88,600円】 |
簿記検定マスター 172,000円(106,640円) |
クレアールの( )内は割引が実施された際の価格
スタディング、クレアールともに通信講座のため大手資格予備校と比較すると割安な受講料で受講することができます。ただ、スタディングは通信講座の中でも安価な受講料が特徴のため、クレアールと比較しても各講座が割安な価格で受講することができます。
3級については3,850円となっており、1回の飲み会や食事代と同額程度です。
試験難易度が高く、大手資格学校では10万円以上の受講料となることが多い簿記1級についても7万円未満の価格で受講することができます。
スタディング、クレアール簿記講座比較2 講義の視聴しやすさ
通信講座を比較する際には、講義が視聴しやすいかどうかは重要な判断材料です。
外出先などのスキマ時間に講義を視聴したい方は、講座や音声が事前にダウンロードができるか気になるかと思います。また、再生速度も1倍ですとゆっくり過ぎて集中できない方もいらっしゃるかもしれません。
スタディング、クレアールの講義視聴について対応するデバイス、再生速度、ダウンロードの可否についてご紹介します。
対応ディバイス
スタディング、クレアールともにスマートフォン、タブレット、PCの各デバイスで視聴が可能です。
講義の見やすさ
講義の見やすさについては、スタディング、クレアールともにきれいな画像で見やすいです。講義の説明の際に使用される板書については、クレアールではテキストと同様の画像が用いられています。通常の資格学校と同じかたちになります。
スタディングは紙のテキストが配布されないため、講義には説明用の専用の画像が使用されています。
多少の好き嫌いは人によって差はあるかもしれませんが、スタディング、クレアールともに講義は視聴しやすいです。
また、講義の再生速度はそれぞれ下記の速度に対応しています。
スタディング | クレアール | |
再生可能速度 | 0.5~3倍速までの9段階 (0.5,0.75,1,1.25,1.5,1.75.2,2,5,3倍速) |
0.5~2倍速までの6段階 (0.5,0.75,1,1.25,1.5,2倍速) |
スタディングは0.5倍から3倍速までかなり細かい再生速度に対応していますが、クレアールの再生速度でも通常の学習には十分対応できると思います。
講義動画、講義音声のダウンロード可否
通勤や通学の際にも講義動画を視聴したい方は多いと思います。
通信容量に制限がある方は、講義動画や音声がダウンロードできるか気になる方も多いと思います。スタディングとクレアールでの講義動画・音声のダウンロード可否は次のとおりです。
スタディング | クレアール | |
講義動画 | ダウンロード可 ただし、アプリのみ |
不可 |
講義音声 | ダウンロード可 ただし、パソコンが必要 |
ダウンロード可 (1倍、1.5倍速に対応) |
スタディングではスマートフォンやタブレット用のスタディングアプリでのみの対応になりますが、講義動画をダウンロードして保存することができます。また、パソコンを介しての作業が必要になりますが音声もダウンロードすることが可能です。
クレアールでは講義動画のダウンロードはできず、音声のみのダウンロードになります。
音声のダウンロードについては通常速度のみではなく、1.5倍速もダウンロードできますので繰り返し講義を聞かれる方には便利な機能です。
クレアールでは講義動画のダウンロードができませんので、外出時などに講義を視聴する際は通信容量を消費することになるので、容量が少ない方については通信容量の契約変更が必要になるかもしれません。
各講義の時間
スタディングは通勤時間などの空き時間を中心に、学習することをコンセプトとしています。簿記講座についても同様で、各講義は長くても15分前後の視聴時間となっており少しずつ学習を進めやすく制作されています。
仕事や家事が忙しくなかなか時間の取れない方にとっては、スキマ時間を効率よく使うことができるためおススメです。
クレアールの簿記講座は45分程度の講義が多いようです。
平日の夜や週末にまとまった時間を使って講義を視聴したい方には、ちょうどいい講義時間です。
スタディング、クレアール簿記講座比較3 講座のラインナップ
簿記の通信講座は受験生の多い3級と2級向けの講座は用意されていても、1級の講座は用意されていない通信講座もあります。そのため、簿記1級までの受験を考えている方にとっては講座のラインナップは気になるところだと思います。
その点、スタディングとクレアールでは3級から1級まで講座が用意されており、どの級の受験でも十分に対応できます。
対応級 | スタディング | クレアール |
3級 | 3級合格コース 3,850円 | 3級パックWeb通信 16,000円 |
2級 | 2級合格コース 19,800円 | 2級パックWeb通信 53,000円 |
3・2級セット | 3級・2級セットコース 22,000円 | 3・2級講義パック Web通信 50,000円 3・2級マスターWeb通信 58,000円 (マスターは講義パック+答練) |
1級 | 1級合格コース 66,600円 |
1級講義パックWeb通信 132,000円 1級ストレートフルパック 145,000円 (ストレートフルパックは講義パック+解法マスター答練16回) |
2・1級セット | なし | 1・2マスターWeb通信 168,000円 |
3・2・1級セット | なし | 簿記検定マスターWeb通信 172,000円 |
スタディング、クレアールの簿記講座、開講講座の一覧です。
クレアールではスタディングよりも価格は高くなりますが、3級と2級のセットだけでなく、2級と1級のセット、3級から1級までセットになった簿記検定マスター講座などいろいろな講座が用意されています。
スタディング、クレアール簿記講座比較4 テキスト、問題集
テキストの見やすさや問題集の解説方法は、学習を進めていくなかで重要なポイントです。
スタディング、クレアールのテキスト、問題集についてご紹介します。
スタディングのテキスト、問題集
スタディングでは一般的な資格講座と違い、プリントされたテキスト、問題集は配布されません。なるべくWEB上で勉強が進むように講座が設計され、必要なものについてはサイトから印刷して使用することが必要になります。
スタディングで提供される教材は、テキスト、スマート問題集、実践力アップテスト、検定対策模試になります。
基本的な講座の進め方としては、講義を視聴し、スマート問題集を解きます。
スマート問題集は通常の手書きで記載する問題集ではなく、WEBやアプリ上で選択肢から正解を選ぶかたちの問題集です。
講義とスマート問題集を進めつつ、まとまった単元を消化するごとに実践力UPテストをサイトから印刷して解いていきます。
実践力UPは印刷が必要になりますが、3級ですと5回分、2級ですと7回分のためまとめて印刷するとそこまで時間はかからないと思います。
最後に検定対策模試を対策の総仕上げとして解いて、講座の一連の流れが終了です。
なお、3級と2級講座には検定対策模試がPDF版とネット試験版(CBT試験対応)がそれぞれついています。
クレアールのテキスト、問題集
クレアールではテキスト、問題集、講義ノート(講義動画で使用されたスライドをまとめたもの)、直前答練、公開模試が教材一式になります。また、3級と2級はコンピュータでの試験CBT試験での受験も認められていますので、ネット試験予想問題を付属しています(3級・2級対象講座のみ。3・2級講義パックには付属なし)。
そのなかでテキスト、問題集、講義ノートは冊子版が講座申し込み後に自宅に郵送され、直前答練と公開模試はサイトからダウンロードする形式になります。
スタディング、クレアール簿記講座比較4 テキスト、問題集まとめ
スタディングとクレアール簿記講座の教材を郵送されるもの、ダウンロードするものでまとめると次のようになります。
スタディング | クレアール | |
郵送される教材 | なし | テキスト、問題集、講義ノート |
ダウンロードする教材 | テキスト、実践力アップテスト、検定対策模試 | 直前答練・公開模試 |
手元にテキストや問題集を置きたい方はクレアールが向いていると思います。スタディングのスマート問題集はWEBやアプリ上で解いていきますので、特にダウンロードする必要はありません。
スタディング、クレアール簿記講座比較5 質問への対応
一般的な資格予備校と比較して、通信講座を受講する際に気になる点は疑問点をどのように解消するかだと思います。ここではスタディングとクレアールの受講生への質問に対する対応についてご紹介いたします。
質問への対応 スタディング
まず、スタディングですが、簿記3級・2級合格コース、セットコースについては講師への質問制度は設けられていません。講義は初学者の方にも理解しやすいように作成されていますが、どうしても疑問点が発生した際はご自身で調べるなどの対応が必要になります。
3級・2級講座と異なりスタディング簿記1級合格コースには10回分の質問チケットが付いていて1回の質問ごとにチケットを1枚消費して講師に質問をすることができます。
質問は専用のWebサイト上で行い、他の受講生の質問も閲覧することができるようになっています。
質問への対応 クレアール
質問への対応についてはクレアール簿記講座はかなり充実しています。
電話、スカイプ、メールでの質問に対応しており、質問回数に制限もありません。
クレアールの電話、スカイプでの質問対応時間です。
対応時間、曜日は変更される可能性もあるため、実際に質問される際は公式サイトなどでクレアールからの案内の確認をお願いします。
スタディング、クレアール簿記講座比較6 不合格の場合の救済措置
必死に勉強しても試験に合格できなかったり、試験日に体調が悪く試験を受けられないこともあるかもしれません。そのような時に講座の再受講割引や受講期限の延長制度があると安心です。
スタディングの救済措置
スタディングの簿記講座は受講期限がもともと長く設定されています。
例えば、簿記3級、簿記2級の講座は受講期限が2024年3月31日まで、簿記1級合格コースは2023年12月31日までと申し込みから受講期限までかなり長い期間がとられています。簿記3級や簿記2級の講座では申し込みから講座の受講期限まで半年程度の通信講座もありますので、スタディングの受講期間はかなり余裕をもって決められています。
さらに、万が一受講期限までに試験に合格できず再受講を希望される受講生には再受講割引の制度もあります。
講座名 | 再受講割引価格(標準価格) |
簿記3級合格コース | 2,750円 (標準価格 3,850円) |
簿記2級合格コース | 6,820円 (標準価格 19,800円) |
簿記3級・2級セットコース | 7,700円 (標準価格 22,000円) |
簿記1級合格コース | 27,500円 (標準価格 66,600円) |
簿記3級合格コースはもともとの受講料が安いため1,000円ほどの割引ですが、他のコースは標準価格と比較して半額以下で再受講が可能です。万が一、試験に通らなかった際も費用負担を抑えることができます。
クレアールの救済措置
クレアールでは再受講割引の制度はありませんが、その変わり受講期間の保証制度があります。
例えば簿記3級や2級の単科講座の場合、申し込みをした月から1年間の受講期間が受講保証制度として設けられています。パック講座などは1年間では足りない可能性もあるため、申込月から2年間と合格までに十分な期間が保証制度として設けられています。
講座名 | 受講保証期間 |
3級パックWeb通信 | 申込月より1年間 |
2級パックWeb通信 | 申込月より1年間 |
3・2級講義パックWeb通信 | 申込月より2年間 |
3・2級マスターWeb通信 | 申込月より2年間 |
2023年11月目標 1級講義パック Web通信 | 検定目標月プラス1年間 |
2023年11月目標 1級ストレートフルパック Web通信 | 検定目標月プラス1年間 |
2023年11月目標 1・2級マスター Web通信 | 検定目標月プラス1年間 |
2024年6月目標 簿記検定マスター Web通信(3級・2級・1級すべて対応講座) | 検定目標月プラス1年間 |
簿記1級講座については学習に1年程度はかかる場合が多いですので、想定される受験日にプラス1年、2年弱の受講期間が保証されています。
不合格の場合の救済措置 まとめ
スタディングとクレアール簿記講座を受講した後、万が一再受講が必要になった際にそれぞれの講座がどのような救済制度を保証しているかご紹介しました。
スタディングではもともとの受講期間が長いことに加え、再受講の際の割引制度もあります。クレアールでは再受講割引はありませんが、各講座の目標級に十分合格できるだけの受講期間が保証されています。
スタディング、クレアール簿記講座比較7 講師
気にされる方と気にされない方にに分かれるかもしれませんが、どのような方が授業をされるかで講座を選択する場合もあるかもしれません。
スタディング簿記講座の講師
担当講座 | 簿記3級・2級 | 簿記1級 商業簿記・会計学 |
簿記1級 工業簿記・原価計算 |
講師名 | 竹原 眞美 | 寺尾 芳樹 | 神原 大二 |
保有資格 | 税理士 | 日商簿記1級 | |
実績 | 大学や専門学校などで税法・会計について多くの授業を実施 | 簿記1級~3級の教材開発を長年担当 簿記試験書籍「合格これ1冊シリーズ」執筆 |
過去数千名以上の合格者を輩出 警察大学校や上場企業での財務研修も実施 |
スタディング簿記講座の担当講師は4名いらっしゃいますが、主に授業を担当されている方の経歴や実績をピックアップしました。
3級2級は竹原先生が担当されています。税理士資格を保有し、大学等での講義実施も多数行われている先生です。
簿記1級は寺尾先生が商業簿記・会計学を担当され、神原先生が工業簿記・原価計算を担当されます。
寺尾先生は長年簿記試験の教材開発に従事された方で、簿記試験用の書籍も発行されている方です。
神原先生は行政や企業での実務研修を数多く実施され、簿記試験合格者も多数輩出された先生です。
クレアール簿記講座の講師
担当講座 | 3級・2級 | 簿記1級 商業簿記・会計学 |
簿記1級 工業簿記・原価計算 |
講師名 | 山田 和宗 | 川北 貴則 | |
保有資格 | 公認会計士 | 公認会計士 | |
実績 | 大手監査法人にて4年間監査を担当 |
クレアール簿記講座の各講座の主な担当講師です。
どちらの講師も公認会計士まで合格されており、講師としても多数の合格者を輩出されています。
スタディング、クレアール簿記講座比較 まとめ
スタディングとクレアールの簿記講座について、各ポイントからそれぞれの講座を比較してきました。
スタディング簿記講座がおススメな方
どちらを受講するか迷った際に、
- とにかく受講料を抑えたい方
- 細切れの時間を上手に活用したい方
- テキスト、問題集の印刷が苦ではない方
はスタディングの簿記講座をおススメします。
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クレアール簿記講座がおススメな方
- テキストや問題集は冊子で欲しい方
- 講義に関する疑問点がたくさんありそうで不安な方
はクレアールの簿記講座がおススメです。
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